分散型のマイクロブログ Mastodon をブラウザで使うための案内です。まず参加するサーバーを選びます。
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Mastodon について
Mastodon は、Fediverse と呼ばれる分散型の SNS の中心的なサービスで、短い投稿でつながるマイクロブログです。ブラウザで使うのでインストールは不要で、「開く」のボタンから公式のサーバー一覧に移動し、参加するサーバーを選んで始めます。開発は Mastodon gGmbH で、サーバーのソフトの現在のバージョンは 4.7.2 です。
Mastodon の仕組み
X や Threads のように一つの会社がすべてを運営するのではなく、世界中の個人や団体がそれぞれ Mastodon のサーバーを立てています。サーバーどうしは ActivityPub という共通の仕組みでつながっているため、別のサーバーの人もフォローでき、投稿に返信できます。メールのアドレスがプロバイダーごとに違っても互いに送り合えるのと似ています。
アカウントは一つのサーバーにある
アカウントは、登録した一つのサーバーの中にあります。一度登録すれば Fediverse のすべてのサーバーにアカウントができるわけではありません。ほかのサーバーの人とはやり取りできますが、ログインするのは自分のサーバーです。サーバーを移りたくなったときは、フォロワーを新しいアカウントに引き継ぐ移行の機能があります。
サーバーの選び方
- 公式のサーバー一覧を開きます。
- 言語や地域、話題(技術、アート、ゲームなど)で絞り込みます。
- サーバーのルールと運営者の情報を読み、自分に合うところを選びます。
- メールアドレスとパスワードを登録し、確認メールのリンクを開きます。
日本語で交流したいなら、日本語を主に使うサーバーを選ぶとタイムラインになじみやすくなります。
オープンソースであること
Mastodon のソースコードは AGPL-3.0 で公開されており、GitHub のリポジトリで誰でも確認できます。広告のためにタイムラインの並びを操作する仕組みはなく、基本は時系列で投稿が並びます。公式サイトは joinmastodon.org です。
使い方のポイント
タイムラインには、フォローした人の投稿が並ぶ「ホーム」のほか、同じサーバーの人の投稿が流れる「ローカル」があります。気になる話題はハッシュタグで検索し、タグごとフォローすることもできます。ネタバレや刺激の強い内容は「閲覧注意」の注記を付けて投稿するのが一般的な作法で、公開範囲も投稿ごとに選べます。
安全に使うために
アカウントには二段階認証を設定しましょう。迷惑な相手はミュートやブロックで表示を止められ、サーバーの管理者に通報することもできます。サーバーを選ぶときは、運営者の連絡先やルールがはっきり書かれているかを確かめると安心です。
必要環境と料金
必要なのは、最新のブラウザとメールアドレスだけです。Mastodon のソフトは無料のオープンソースで、多くのサーバーも無料で登録できます。サーバーの運営費は寄付でまかなわれていることが多く、気に入ったサーバーを寄付で支える人もいます。
メリットとデメリット
- メリット:特定の企業に左右されず、サーバーのルールを選んで参加できる。
- メリット:タイムラインが時系列で、広告に追われにくい。
- デメリット:最初にサーバーを選ぶ手間がある。
- デメリット:サーバーの運営状況によっては、移行が必要になることがある。
置き換えられるサービス
X (Twitter)、Threads、Facebook、LinkedIn の代わりとして使われています。スマートフォンでは、公式の Mastodon アプリや Pachli から同じアカウントを使えます。